色彩/視覚実験プラットフォーム
ColorPyxis Craft シリーズ
ColorPyxis Craft シリーズは、色や光を使った実験のためのプラットフォームです。ワンボードマイコンArduinoをプログラミングしたり、LEDを交換して発光波長を自由に変更できます。ユーザーの方の実験目的に応じて柔軟に対応できます。
Solution Craftシリーズ使用例
簡易LED電子色票
世界標準規格(現在策定中)対応の上位機種ColorPyxis CP1000の技術を応用、簡易LED電子色票として使うことができます。簡易とはいえ、16原色スペクトル合成により、ほぼすべての物体色のスペクトルを再現することができます。
メタメリズム実験用光源
ある光源下では同じ色に見えるふたつの印刷された色票が、別な光源では異なる色に見える。このようなメタメリズムの実験用に特殊なスペクトルを作成、次々に切り替えて実験することができます。
CP130スペクトルLEDボード
CP130スペクトルLEDボードは、砲弾型LEDを48個まで実装可能なボードと、LED駆動回路および電源回路が搭載されたボード、そして制御用ワンボードマイコンArduinoが一体になった製品です。Arduinoのプログラミングや、LED交換により、ユーザーの方の実験目的に応じた発光装置になります。
また、スペクトルミキサーCP140と組み合わせることにより、CP130に実装されたLEDの様々な波長の光を一様に混色させ、色彩実験のための色を自由につくることができます。
仕様
LED駆動回路 | 独立16チャンネル |
---|---|
LED実装可能数 | 3個/チャンネル、最大48個 |
実装可能LED | 順電圧4.0V以下の砲弾型LED(Φ3,Φ5) |
LED輝度制御分解能 | 12 bit |
順方向電流 | 約12 mA 固定(すべてのLED) |
マイコンボード | Arduino uno R3 |
コンピューター・インターフェース | USB 2.0 |
構造 | 95 mm x 75 mm基板の2層構造(Arduino装着時は3層) |
電源 | ACアダプター(付属) |
寸法
CP140スペクトルミキサー
CP140スペクトルミキサーは、直方体の形状をもち背面にCP130スペクトルLEDボードを取り付けられるように設計されています。CP140内部には、バッフル板と透過型光パネル2枚がLEDの光を一様に混色させます。混色された光は、前面の開口部(直径30mm)に表示されます。
仕様
材質 | アルミ |
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重さ | 300g |
塗装 | 外面黒色塗装、内面白色塗装 |
開口部 | 直径30mm |
機構 | 拡散シート2枚、バッフル板1枚 |
寸法
LED packLEDパック
発光波長の異なるLEDを10種類以上揃えることは、入手先も多岐にわたるため、案外手間暇のかかるものです。 LEDパックは、発光波長の異なるLEDをまとめたものです。16種類の発光波長をまとめた「波長数優先タイプ」と、 波長数は少ないがスペクトル合成による色をつくりやすい「色再現性優先タイプ」があります。
波長数優先タイプ
発光波長数16、各3個、合計48個
中心波長 | 個数 |
---|---|
405nm | 3 |
430nm | 3 |
450nm | 3 |
470nm | 3 |
490nm | 3 |
525nm | 3 |
535nm | 3 |
570nm | 3 |
590nm | 3 |
610nm | 3 |
624nm | 3 |
645nm | 3 |
660nm | 3 |
680nm | 3 |
700nm | 3 |
電球色 | 3 |
注:LEDの特性により、同じ電流を流しても発光波長により光量にかなり差があります
色再現優先タイプ
発光波長数12、合計39個、各LEDピークがなるべくそろうように波長個数を選定してあります
中心波長 | 個数 |
---|---|
405nm | 3 |
430nm | 1 |
450nm | 1 |
470nm | 2 |
490nm | 3 |
525nm | 3 |
535nm | 6 |
610nm | 2 |
624nm | 2 |
645nm | 2 |
660nm | 2 |
電球色 | 12 |
Software ソリューション・ソフトウェア
「簡易電子色票」や「メタメリズム実験用光源」などの実験ソリューションを実現するためのソフトウェアを順次公開します。